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小夜
第2章 ふるえる
小夜は孤児を集め育てる施設で育ちました。
施設にいた頃はずっと、小夜には身寄りがないと思っていました。
小夜のお母さんは、赤ちゃんの小夜を施設に預けてすぐに亡くなったそうです。
写真の一枚も残っていなくて、小夜はずっとお母さんの顔を知りませんでした。

この家に来て、残されていた写真を見て、初めてお母さんの顔を知りました。
今の小夜と同じ年頃の、とても美しい少女でした。

お母さんとこの家にどんな関わりがあったのか、小夜にはよくわかりません。
ただ一つわかっているのは、お母さんは旦那さまと「ふしだらな関係」にあって、小夜は旦那さまの血を引く娘ということです。

認知はされておらず、旦那さまも数年前に亡くなられているので、それが本当のことなのか定かではありません。
でもお兄さまは小夜を「妾の血を引く妹」として扱い、本家の人たちもそれにならいます。

そしてそれは、この家では、お兄さまのための奴隷ということなのです。
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