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寵愛の小鳥
第1章 プロローグ
「ひっ…いやっ…あぁぁっ…なんっ…やぁぁ!!」

私は、夜景の綺麗な、ひっそりとした丘で、

「なんでっ、あっ、ぅっ、だ、だれっなの…!?」
素肌に突き刺さる夜風と星に見つめられて

「いやっいやぁっ!!」

今、誰とも知らない男に

「いや、いっ……やぁぁぁあぁぁっっ!!」

一生に一度の、大事なハジメテを、

奪われた。

「うぅぅっ、ひ、ひどい、ひどいよぉ…」

ぐしゃぐしゃに泣き崩れて、たくさん抵抗したから体もボロボロで、
服だって全部めくられて、裸にさせられて。
そんな、中、ガッシリとした男に、
私が着ていた服で後ろ手に縛られて、
体は地面に向けて決して後ろを見えないようにされて…
それでも満足しないのか、目まで隠されて。

もう、この世の終わりかと思うほど泣き叫んで、
助けを求めても、
こんな山奥に、こんな夜に誰も助けに来てくれなくて。

それすらわかりきったこの男は口だけは塞がないで、
私をいたぶり続ける。

どうしてこんな事になったのか、
どうして私がこんな目にあってるのか、
今日、ここに来ることを知ってるのは…誰?
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