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寵愛の小鳥
第13章 堕ちるフタリ
お兄ちゃんの指はそのまま胸の中心をひっかいたり、くにくにとこねたり撫でたりと、焦らした反動みたいに責め続ける。
「んぁぁっ…やっ、ぁっ…」
気持ちいいのに、
太ももが切なくてギュッと締める。
昨日散々教えられた身体は、
快感に貪欲になってしまったみたい。
「…ことり、きもちい?」
「んっ…ん、…きもち、いーのに…なんか、ぁっ…ん…せつないよぉっ…」
きゅんきゅんと腰の奥が切なさを感じてて、物足りないって思うのが恥ずかしい。
「そっか…じゃぁこっちもするから…脚、少し開いて?」
「や、やぁ…」
するりと太ももを撫でたお兄ちゃんの手にピクッと身体が反応して、とっさに太ももを締めてしまう。
「こら…開かないと触れないだろ?そのままでいいの?」
「でも…なんか…恥ずかしい…っ…」
「…良い子だから、ね?…痛くしたくないんだよ…」
優しくて甘い声が耳元で囁くから、操られたみたいに身体から力が抜けてしまう。
「ん…良い子」
嬉しそうな甘い息が耳元から聞こえて、お兄ちゃんの右手が私の太ももの奥に向かっていく。
すぐに下着に触れて、くちり…と濡れた音が聞こえる。
その音にカッと身体が熱くなる私と、お兄ちゃんの熱いため息にびくりと震える。
ほの暗い車内で、お兄ちゃんの欲情した瞳が限界だって言ってるみたいに感じるのは、私もそう感じてるからなのかな。
「も、いい、からっ…お、願いっ…っ」
「煽るなよ、ばか…」
お兄ちゃんの指が太ももの奥に指を沈める前に私がおねだりをしたせいで、お兄ちゃんは少し心配そうな顔をしてるけど、お兄ちゃんの方も限界みたいで、すぐにズボンのジッパーを下げる。
「なぁ、…本当に、いいのか…?」
準備を一通りしてから不安そうに言うのはずるい。
私が欲しがってるのが、わかんない、のかな…。