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第1章 春

「圭太！忘れてない？！」高木さんの笑顔

「何を？」つられて笑ってしまう
高木さんは高校では少し影があるというか、抑圧されているような雰囲気があったが、何か吹っ切れたのかな？

「梨花って呼んでくださいって言いましたよね？」

あ。。確かに。。「んーーなかなかねぇ。努力はするよ」

「梨花！ねっ？！さんはいっ！梨花！」指揮者のように指をたてる

「。。リカ////」おじさん照れるよ。。高木さんのテンションに押されっぱなしだ

「はいっ！」満面の笑顔。心なしか目が潤んでいる

。。。若いな。当たり前だけど


「これ美味しい！圭太も食べて」ほんと良く食べる子だな。小さな体のどこに入っていってるのだ？？
高木さんの勢いにつられたのか？俺も食べすぎてしまった