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第10章 奇跡は永遠に

　テギルをここまで追い詰め、変えたのは他ならない自分。ミナは罪悪感に駆られ、心が痛かった。




「ミナ、俺なら、あんな優男と違って一晩中でも愉しませてやれる。お前が望むなら、何度でも俺の腕の中で極楽に送ってやるさ。だから、な、考えを変えて俺とゆこう。なに、この数ヶ月は悪い夢を見たと忘れてしまえば良い。大丈夫、俺が忘れさせてやるから」