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二人の彼に囚われて【目覚め】~偽りの花嫁は真実の恋を知る~
第2章 幻の蒼い薔薇

「そんなのは絶対におかしいのに、誰も何も言わない。十四歳で自分が政をするようになってすぐ、大妃さまにその考えを話したら、母は泣いた」
ー主上(チユサン)、領相大監は我が父ながら、恐ろしい方です。あの方はご自分の身内ですら、自身の野望の道具にすることに躊躇いません。もし殿下があの方に真っ向から刃向かおうとすれば、最悪、あなたを暗殺して傀儡になる別の王を立てようとするでしょう。どうかお願いですから、父に逆らわないで。
ー主上(チユサン)、領相大監は我が父ながら、恐ろしい方です。あの方はご自分の身内ですら、自身の野望の道具にすることに躊躇いません。もし殿下があの方に真っ向から刃向かおうとすれば、最悪、あなたを暗殺して傀儡になる別の王を立てようとするでしょう。どうかお願いですから、父に逆らわないで。

