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第1章 MOTHER（マザー）

｢あなた、いいかげんにしてよ!!｣
｢（つらそうな声で）こらえてくれよぉ～｣
｢つらそうな声で言わないでよ!!おじさまがどんな気持ちに置かれているのか分かってるの？｣
｢分かってるよぅ～｣
｢分かっているのであれば、次の日曜日はヤクソク守ってよ!!｣
｢次の日曜日？｣
｢次の日曜日は、（竜太の知人）さんのお孫さんの保育園のお遊戯会に行くのよ!!｣
｢分かったよぅ～守りゃいいんだろ守りゃ…もう行く…｣

つらそうな声で由宇加に言うた浩文は、車に乗り込んだあとエンジンをかけて走り出した。

由宇加は、さげすんだ目つきで走り出した車を見つめている。

由宇加が家に入ろうとした時であった。

由宇加の前に、菜水が現れた。

菜水は、恐ろしい目つきで由宇加をにらみつけながら言うた。

｢ちょっと話があるから…ついてきな…｣

ところ変わって、江原町の霊園の近くにある森林にて…

菜水に言われるがままについて行った由宇加は、ものすごくおびえた表情を浮かべている。

この時の由宇加の服装は、白のブラウスと赤色のスカート姿である。

白のブラウスから、白のキャミソールが透けて見えている。

森林の奥深くに着いた。

この時、由宇加は菜水にどんな話をしたいのかを聞こうとしていた。

しかし…

｢イヤ…イヤー!!｣

この時、黒の覆面をかぶった男が由宇加に襲いかかった。

｢イヤ、やめて…やめてイヤー!!｣

黒の覆面をかぶった男は、由宇加を倒して身体を押さえ付けた。

（バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、バシッ…）

｢痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い…｣

覆面をかぶった男は、由宇加の顔をより激しい平手打ちで叩いた。

その後、男はスカートの中に無理やり手首を入れた。