パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第1章 裸島のシステム説明

ある年の夏休み前日、６月30日に
＜中学生高校生学習促進矯正法＞
という法律が制定され、７月１日午前０時に発効した。
これは、中高生のスクールライフの妨げになる最大の問題である性への興味を、夏休み２か月間を利用して解消させ勉学とスポーツに専念させるという国家的なプロジェクトである。
俗に、＜裸島法＞といわれる。
以下、その裸島の性欲処理システムについて、さらっと説明しておこう。

まずは、期間は、中高生の夏休み期間である７月１日～８月31日である。
ただし、希望があれば９月30日まで延長できる。

場所は、その性欲処理の活動形態が事実上の乱痴気騒ぎであることから、世間から隔絶された場所が最適とされる。
具体的には、全国各地の無人島が、その最適場所とされた。

裸島におけるこの２か月ないし３か月間を管理する責任者は、その無人島を抱える自治体である。もちろん、国家が資金と人員を援助する。
人員については、事務的なものは国家や自治体の官僚たちが担当するが、性欲処理の実務においては適当な試験により選抜した大学生や社会人が当たる。

６月30日までに、各自治体が中高生名簿を作成し、行くべき裸島へ案内する。
自由奔放な性欲処理のため、できるだけ地元から遠く離れた場所の裸島に個々に分散させ案内し、知人と会わないようにする。
なお、既にカップルやパートナーがいてその者とだけ性交渉をすることを決めている中高生は、参加しなくてよい。またそういったカップルやパートナーとの性交渉を望む者には、別にプライベートな区画を用意する。

中高生各自および性欲処理実務を担当する者は、７月１日より毎日朝８時に特製ピルを１粒服用すること。
この特製ピルは、この年の５月に発明されたばかりの新薬で、妊娠と性病を１００％防ぐ効果がある。１粒食べると、24時間効果がある。

裸島においては、原則として各自が希望するタイプの異性と性交渉をする。基本的には、女子名簿が掲載され、それを男子が選び、女子が承諾すればカップル成立。
女子の部屋を、男子が訪問して性交渉をする。
ただ、これは黙認なのだが、より自由な形での性交渉を希望する場合は、裸島の海岸通りに行くことが推奨される。そこでの出来事に対しては、当局は一切関知しない。

なお、小学生の参加は、禁止。