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愛妻ネトラレ 久美子
第8章 お得意先への奉仕派遣(専属秘書)
『遅漏かぁ……』久美子には遅漏の相手との性交渉の経験がない。

『愛しあっていれば、時間なんて関係ないと思うけどなぁ』素直な意見が久美子の口から出る。
『皆、最初はそう言うんだよ。気にしないよって。でも、最後はいつも、私に魅力が無いからいけないんでしょって…』野瀬は寂しそうに呟く。
そこには、いつもの、明るく太陽みたいな野瀬優太朗はいなかった。

『よし!野瀬さんッ、私と一緒にお風呂入ろうッ』久美子は元気良く、野瀬の両手を握り眼を見つめる。
『は?』突然の久美子の提案に、野瀬はキョトンと久美子を見つめる。
『だ~か~ら、一緒にお風呂に入ろ。私が野瀬さんをいつもの野瀬さんみたく元気にしたげるッ』目をキラキラ輝かせ、笑顔で野瀬を見つめる久美子。

『いや、でも…』煮え切らない野瀬に、『あ~ッ、野瀬さん恥ずかしいんだぁ。普段格好いいこと言ってるわりに、女の人と一緒にお風呂も入れないなんて、お子ちゃまなんだね』ウププッと笑う久美子に根負けし、一緒にお風呂に入ることを承諾した野瀬。

『オッケー!私が野瀬さんを絶対元気にしてみせるからねッ』久美子の目は使命感でメラメラ燃えていた。


『私がお風呂に入ってから20分後に入ってきて』野瀬にそう言い残し、久美子は先にお風呂へ。

20分間、ホテルチャンネルや地上波デジタル放送を見るともなくボンヤリ見ていた野瀬は、約束通りの時間にお風呂へ。

『あっ、ちょうど良かった』
野瀬が入ってくるのを見た久美子は、そう言うと『こっちに来て、身体洗ってあげる』と野瀬を鏡の前のシャワーがある洗い場スペースへ手招きする。

白いタオルで前を隠してはいるが、たわわな乳房や、肉感的な身体のライン、白い太腿やお尻は丸見えで、なまじ一部を隠しているだけ、余計にセクシーさが際立つ。

『さ、座って座って』
野瀬をスケベ椅子とも言われるプラスチック製の風呂用椅子へと誘い『野瀬さんを元気にするのは、専属秘書の私の役割だからねッ』と、鏡越しに片目をつぶってみせる久美子。

少しは元気を取り戻した野瀬は『はいはい、頼んだよ専属秘書様』と久美子に笑顔で返す。

久美子は野瀬の肩を揉みながら、『ンッ、やっぱり野瀬さんは笑顔が一番だよッ』と微笑む。
肩を揉む久美子は、タオルを手離している為前を隠していない。
残念ながら、鏡越しの野瀬からはその肢体は拝めないが。
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