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愛妻ネトラレ 久美子
第6章 盆踊り 町内会長は好色爺
毎年町内会での盆踊り大会が開催される。
町内会役員が中心になって実行委員会が結成され、うちも何年か前に持ち回りの実行委員をやらされた記憶がある。
まぁ、俺は仕事が忙しかったから、実際に実行委員をつとめたのは妻の久美子だが。

町内会といってもこぢんまりとした感じじゃなく、市が主催する花火大会と遜色ないほど大規模で、それには地元の名士の町内会長の力による所が大きい。
そう、町内会の盆踊り大会でも、打ち上げ花火が催されるのだ。

久し振りの休日、たまたまの偶然がいくつか重なって
、町内会の盆踊り大会に俺は来ていた。
妻と子供達二人も、もちろん一緒だ。
『けっこうデカいお祭りだね』と俺。
焼そば、焼イカ、フランクフルトと言った定番の出店に加え、夏を感じさせるかき氷や、フラッペ、ソフトクリームの出店もある。
タピオカドリンクの出店まであるのは、時代柄だろう。
久美子は手にフランクフルトを持ち、子供たちはそれぞれ綿飴とアイスを両手に持ち満足顔だ。

俺はいつものジーンズにTシャツといった格好だが、妻と子供達はデザインが同じで色違いの浴衣を着ている。
花火や風鈴、団扇、金魚といった夏の風物詩がイラストで可愛くデザインされたわりとポップな浴衣だが、久美子は紫を基調に朱色、子供達はそれぞれ白を基調に、ピンクとブルーで彩られており、久美子の浴衣姿は艶やかで色っぽさを漂わせている。
髪は頭の後ろで一つにまとめ、うなじがよく見えるのもセクシーだ。

久し振りのお祭りを満喫し、これから打ち上げ花火の時間という頃。
『おや、これはこれはお久しぶり。こんばんは』
突然、覚えのない相手に声をかけられた。
『こんばんは』反射的に挨拶はしたが、一体誰だろう。
訝しむ俺の隣で妻が『お久し振りです、ご無沙汰いたしております』と深々と頭をさげる。
小さい声で『町内会長の根本様よ』と俺に耳打ちする久美子。

ああ、こいつが。
地元では良くも悪くも有名な町内会長、根本。
地元の名士と言われてはいるが、悪い噂も枚挙にいとまがない。
金にものをいわせるタイプの人間だ、とはよく耳にする話だ。

『盆踊り大会、楽しんでいただけてますかな』と根本。
『はい、おかげさまで。家族皆で楽しませていただいております。』作り笑顔MAXで答える久美子。
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