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瀬音とボクとよしみくん
第1章 ボクの…ヘンなんだ○
「じゃあ、見せてよ」


「え? やだよ」


「なんで」


「恥ずかしいよ」


「おとこ同士だし、いいでしょ? 見なきゃわかんないよ」


「でも、こんなところで」


「大丈夫。誰もこないよ」


「ほんとに見せなきゃダメ?」


「うん。見なきゃわかんないよ」


「ううん、やっぱ、いいや。なんでもない。帰る」


「何を恥ずかしがってるの? 純くんっていくじなしだったんだね」


「はっ? そ、そんなんじゃないよ。わ、わかったよ。見せればいいんでしょ。カ、カンタンだよ」


とは言ったものの、ボクはなかなか脱ぐことができなかった。
いくらおとこ同士とはいえ、恥ずかしすぎるよ。


「早く」


良実くんがせかす。
まるで、楽しみなプレゼント箱を待っているかのように。


「わ、わかってるって」


ボクは、おそるおそる、ズボンを下ろした。
ゆっくり、ゆっくりと。
本当に恥ずかしすぎて、自分から言い出したことなのに、逃げたくなった。


「早く、早く。じれったい、何を恥ずかしがってるの。プールの着替えだったら恥ずかしくないでしょ」


「そうだけど」


プールの着替えとはぜんぜん違うよ。
だって、友達の良実くんの目の前でなんて。
良実くんはひざまづいているから、顔が真ん前に、プールの着替えじゃありえない。


「じれったい。僕が下ろしてあげようか」


そう言って、良実くんは、ギリギリのところで止まったボクの手をとり、ズボンを無理矢理下ろそうとする。


「ちょっと、待って、わかった、わかったから」


「もう、じらさないでよ。そんなに恥ずかしがると、こっちまでドキドキしちゃう」


ボクは観念して、最後は思い切ってズボンを下ろした。
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