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瀬音とボクとよしみくん
第1章 ボクの…ヘンなんだ○
とうとう、ボクは良実くんの目の前に出してしまった。


おちんちんを。


だけど、やっぱり恥ずかしいから、


「もう、見えないって、手ー邪魔」


やっぱり恥ずかしいから、手で必死で隠しいたら良実くんはボクの手を振り払ってしまう。


あぁ、本当にボクのおちんちんが、良実くんの目の前に。
良実くんに見られてしまった。


見られている。


手をどかしたまま、じっーと、ボクのおちんちんを見つめている。


ありえないよ。
家族にだって、こんなに見られることなんてないのに。


恥ずかしくて、ボクは目をつむって、顔をそむけた。


「もういいでしょ」


ボクは急いでズボンをあげようとする。


「ダメだって、よく見ないと。あれ? 大丈夫? 震えるてる」


おちんちんを見られている恥ずかしさと、情けなさと、それに怖さで手が震えていた。


「なんでもないよ。それより、どう? 大きいでしょ?」


「フフっ」


良実くんは笑った。


「何がおかしいの?」


「大きい大きいっていうから、どんなに大きいか期待しちゃったじゃない」


良実くんは何故か残念そうに言う。


「むしろ小さくてかわいいぐらいだよ」


「かわいい? 何を言ってるの? 違うんだよ。変なんだから」


しばらくすると、ボクのおちんちんはゆっくりと大きくなっていった。


「ほ、ほらっ、それに、いた、痛い」


「痛いの? 大丈夫?」


「ね、おかしいでしょ? やっぱり、ボク、病気だよ」


ボクは涙声で言う。


「さわっていい?」


「えっ? だめだよ。汚い……あっ」


良実くんはボクの言葉を無視して、おちんちんを触る。
なでなで
なでなでする。
優しく、子犬を撫でるように。


他人におちんちんを触られるなんて考えられない。
ボクは、恥ずかしいような、情けないような、よくわからない気持ちになった。


「ねぇ、さっきは女の子の裸を想像すると、おちんちんが痛くなるって言っていたよね。今も?」


「え? 今? 今は違う」


「違うの? 違うのに大きくなったの?」


良実くんは何故か笑った。


「また、なんで笑うの。真剣なんだからね」


「ごめんごめん。じゃー、今はどんな気分?」


「どんなって、恥ずかしいにきまっているだろ」


恥ずかしすぎて、ドキドキがとまらない。
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