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瀬音とボクとよしみくん
第15章 おわり
なんで?
女装してたのに、ばれたのだろう。
あの時、自分で名乗ってしまったのだろうか?
それとも、あの時いたのはゆかりちゃんだったのだろうか?
いや、ゆかりちゃんが今さらそんな事を言いふらすとも思えない。
とにかく、ボクらが馬鹿だった。
バチがあたったんだ。
何度もイケないことを繰り返し、誰も入ってこないと、たかをくくっていた。
同級生の男子ははじめだけで、そのあとはこなくなった。
瀬音くんのお母さんは、決まって面会時間のギリギリ。
お医者さんや看護師さんは無断では入ってはこない。
だから、誰も入ってくるはずはなかった、のに。
ただ一人を除いて。
瀬音くんのお姉さん。
ちゃんと、札かけてたのに。
なんで入ってきたの?
しかも、同級生の女子を引き連れて。
何度も何度も後悔した。
あれ以来、どんどん噂は広がっていった。
校舎の陰でキスしていたとか、部室で抱き合っていたとか、実は付き合っているとか……
キスなんか
まだ、していないのに……
はじめはまったくの嘘じゃなかったのに、噂はどんどんエスカレートしていった。
女装してたのに、ばれたのだろう。
あの時、自分で名乗ってしまったのだろうか?
それとも、あの時いたのはゆかりちゃんだったのだろうか?
いや、ゆかりちゃんが今さらそんな事を言いふらすとも思えない。
とにかく、ボクらが馬鹿だった。
バチがあたったんだ。
何度もイケないことを繰り返し、誰も入ってこないと、たかをくくっていた。
同級生の男子ははじめだけで、そのあとはこなくなった。
瀬音くんのお母さんは、決まって面会時間のギリギリ。
お医者さんや看護師さんは無断では入ってはこない。
だから、誰も入ってくるはずはなかった、のに。
ただ一人を除いて。
瀬音くんのお姉さん。
ちゃんと、札かけてたのに。
なんで入ってきたの?
しかも、同級生の女子を引き連れて。
何度も何度も後悔した。
あれ以来、どんどん噂は広がっていった。
校舎の陰でキスしていたとか、部室で抱き合っていたとか、実は付き合っているとか……
キスなんか
まだ、していないのに……
はじめはまったくの嘘じゃなかったのに、噂はどんどんエスカレートしていった。