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瀬音とボクとよしみくん
第15章 おわり
ある日、同級生の少し不良のグループに絡まれた。
「お前、瀬音と付き合ってるんだって?」
「マジかよ。男同士でキスでもすんのかよ」
「キモ~」
ボクは何も言い返せない。
男子たちはキャッキャッと盛り上がっている。
「じゃー、瀬音のチンポもくわえたりすんのか?」
「ぐえっ、キモー」
「じゃあ、今度は、こいつの相手してやってくれよ。こいつモテねぇからよ」
「は? なんで俺が? 純なんかに?」
「ほらっ、お前、未経験だろ? 経験させてもらえよ」
不良グループのリーダー格の男子が、別の男子のズボンを脱がそうとする。
もう一人の男子が、ボクをひざまづかせようとする。
「え? ちょ、ちょっと」
まさか、学校の廊下で、みんなが見ているのに、そんな事をさせるなんて。
悪ふざけだとは思うけど、ボクは抵抗しきれず、おさまりがつかない。
「ほらっ、ほらっ」
ズボンを脱がされる男子も、さすがに抵抗している。
「いやいや、ちょっとさすがに無理だって」
「そんなこと言って、勃ってんじゃないの?」
「いや、してねぇし」
「ほらっ、純くんも、大好きなチンポだよ」
無理矢理、ボクの頭を押さえつけられ、男子の股に近づけようとされる。
「やっ、だって……」
そこに、偶然、瀬音くんが通りかかった。
瀬音くん……
助けて……