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第19章 おまけ②　ありえない３P○▽

そして、案の定


そのあと、激しく後悔した。


気まずすぎるよ。


ゆかりちゃんはさらに気まずいだろうと聞いたら、


「え？　あー、翼は弟じゃないわよ」


と、あっさり。


「え？　だって、じゃあ……」


「ごめん、嘘なの。ただ預かってた子で。まさか信じてた？」


「まぁ、だって」


弟だって言われれば。


「まさか、弟とあんなことできないでしょ。私、弟はいなくて兄がいるんだけだけど、考えられないもん。兄妹でしょ？　無理、絶対、ありえないわよ」


「え……そ、そうだよね、ありえない、よね」


ありえないか。


そう、なんだけど。


その、ありえないことをやってしまったんだよ。


あぁ、思い出しても恥ずかしい。


もし、歩が弟だって知ったら、ものすごく気持ち悪がれる。


「まぁ、でも、男同士の兄弟だったら……翼と歩くんが純と兄弟の設定か……」


ゆかりちゃんはいつものあの目になって、舌舐めずりをした。


やばい、どっちにしたってバレちゃ駄目だ。


「ところで、さっきも言ったけど、翼くんには純じゃなくて、マリアお姉さんってことにね」


「なんで？　純お姉さんでもいいのでは？」


よくない、よくない。






絶対にバレちゃだめなんだから。