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瀬音とボクとよしみくん
第22章 有貴くん③ プール
無理だった。


マリアには一蹴された。


予想どおりだけどな。


だけど、王子様は納得しなかった。


マリアは無理でも、せめて、誰でもいいから女子としたいらしい。


しかし、それも無理だった。


誰もやりたがらないし、そもそも、先生の許可も下りなかった。


で、結果、俺が王子役をやることに。
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