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瀬音とボクとよしみくん
第22章 有貴くん③ プール




あの日は俺がどうかしてた。


一ノ瀬が女なんて、あるわけがない。


よく見ると、そんなにかわいくはないよな。


時間がたつと、そして一ノ瀬のあの変な化粧を見ると我にかえる。


男に興奮するなんて、ありえない。


恥じて、自分で自分を罵倒する。


バカだろ。
いくら、男子校だからって、一ノ瀬を女の子にしたてて、妄想するなんて、末期症状だ。


なのに、また、その日になると戻ってしまう。


一ノ瀬の水泳同好会は週一回。


一ノ瀬は絶対にアソコを見せようとしない。


胸だって、必死に隠している。


それが余計に興奮させる。


やっぱり女なのか?


俺は手取り足取り丁寧に教える。


バタ足をする一ノ瀬の姿勢を支えるために、一ノ瀬を胸からしっかりと支える。


クロールのフォームを教えるためにぴったりと体をくっつける。


興奮してはいけないのに、俺のアソコは正直に反応する。


そして、またあの化粧で正気に戻してくれる。






まさか、そのためにわざとしてくれるのか?
なんて。
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