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瀬音とボクとよしみくん
第24章 有貴くん⑤ 再会
いや、これ……
怒号か?
男どもの声が大きすぎて、怒号のように聞こえていただけで、これって、歓声じゃないか。
《うおおおおお……》
まるで地響きだ。
どういうことだ。
まさか、マリアが駆けつけてきたのか?
まさか……
俺はセットの中から飛び出す。
まだ、出番ではないのに。
そこにはライトを煌々と浴びた王女がいた。
王女が振り向く。
王女が振り向き笑顔を浮かべる。
「お久しぶりです。王子様」
マリア?
じゃない。
瞬時に理解した。
その声、その顔
その笑顔。
俺の全身が反応した。
あぁ、会いたかった。
……純ちゃん
怒号か?
男どもの声が大きすぎて、怒号のように聞こえていただけで、これって、歓声じゃないか。
《うおおおおお……》
まるで地響きだ。
どういうことだ。
まさか、マリアが駆けつけてきたのか?
まさか……
俺はセットの中から飛び出す。
まだ、出番ではないのに。
そこにはライトを煌々と浴びた王女がいた。
王女が振り向く。
王女が振り向き笑顔を浮かべる。
「お久しぶりです。王子様」
マリア?
じゃない。
瞬時に理解した。
その声、その顔
その笑顔。
俺の全身が反応した。
あぁ、会いたかった。
……純ちゃん