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瀬音とボクとよしみくん
第24章 有貴くん⑤ 再会
マリアに似てるけど、マリアじゃない。
マリアよりも美女が、そこにいた。
あの時、会った純ちゃんが成長してそこにいた。
毛糸の髪なんかじゃなく
ライトにあたって金色に輝く栗色の髪。
絵の具の化粧じゃなくて
本物バッチリメイク。
涙がボロボロと流れ落ちる。
「……ごめん」
俺は、純ちゃんの前にひざまずいた。
「え? 何で謝るのですか? 王子様」
俺は台本を無視してしまう。
……こんな美女、見たことないぞ……
本来なら、そう言うはずなのに。
まさに、そのままなのに、驚きすぎて、その台詞がでてこない。
純ちゃんは純白のドレスを着ている。
肩を出して、足も出して、セクシーすぎる。
「なに、ないてるの……ですか、王子様」
純ちゃんが俺にハンカチを渡す。
台本の進行はめちゃくちゃだ。
このあと、感動のキスシーンがあったのに。
マリアよりも美女が、そこにいた。
あの時、会った純ちゃんが成長してそこにいた。
毛糸の髪なんかじゃなく
ライトにあたって金色に輝く栗色の髪。
絵の具の化粧じゃなくて
本物バッチリメイク。
涙がボロボロと流れ落ちる。
「……ごめん」
俺は、純ちゃんの前にひざまずいた。
「え? 何で謝るのですか? 王子様」
俺は台本を無視してしまう。
……こんな美女、見たことないぞ……
本来なら、そう言うはずなのに。
まさに、そのままなのに、驚きすぎて、その台詞がでてこない。
純ちゃんは純白のドレスを着ている。
肩を出して、足も出して、セクシーすぎる。
「なに、ないてるの……ですか、王子様」
純ちゃんが俺にハンカチを渡す。
台本の進行はめちゃくちゃだ。
このあと、感動のキスシーンがあったのに。