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瀬音とボクとよしみくん
第33章 マリアの約束
「ダメだよ」
「あ?」
瀬音くんが止まる。
だって
「……いいの?」
ボクで?
「あぁ?」
マリアちゃんとの噂が頭をよぎる。
マリアと瀬音くんは付き合っている。
そして駆け落ちしてるって。
それは夢じゃない。
現実だ。
その不安が夢に出たんだ。
だから、マリアちゃんに悪い、というよりは、瀬音くんの気持ちがボクにないままじゃ嫌だから。
マリアちゃんのことが好きならボクは……
「あ? あぁ、あの噂のことか? あれは……」
瀬音くんの次の言葉が怖い。
聞きたくない。
「……まったくのデマだから」
「え、本当に? だって……」
二人で仲良くしているところを何度もこの目で見たし。
あのイチャイチャした姿はとてもデマとは……
「本当にデマなの?」
「デマだって。てか、その噂は俺が流したんだからな」
「はぁ? どういうこと?」
意味がわかんない。
瀬音くんが噂を流した?
「なんで?」
「あ?」
瀬音くんが止まる。
だって
「……いいの?」
ボクで?
「あぁ?」
マリアちゃんとの噂が頭をよぎる。
マリアと瀬音くんは付き合っている。
そして駆け落ちしてるって。
それは夢じゃない。
現実だ。
その不安が夢に出たんだ。
だから、マリアちゃんに悪い、というよりは、瀬音くんの気持ちがボクにないままじゃ嫌だから。
マリアちゃんのことが好きならボクは……
「あ? あぁ、あの噂のことか? あれは……」
瀬音くんの次の言葉が怖い。
聞きたくない。
「……まったくのデマだから」
「え、本当に? だって……」
二人で仲良くしているところを何度もこの目で見たし。
あのイチャイチャした姿はとてもデマとは……
「本当にデマなの?」
「デマだって。てか、その噂は俺が流したんだからな」
「はぁ? どういうこと?」
意味がわかんない。
瀬音くんが噂を流した?
「なんで?」