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瀬音とボクとよしみくん
第34章 おまけ③ リクエスト
「……ザック、気づいたか?」
「え……王子?」
どうやら、俺は生きていたらしい。
「びっくりしたぞ。本当に、よかった。防弾チョッキを着ていなかったら死んでたな」
俺は、自分の身体を確かめる。
「いててて」
「ほらっ、動かない方がいい。いくら防弾チョッキの上からでも、かなりの衝撃だからな」
「殿下は?」
「ザックのおかげだ。本当にありがとう」
「いえ、そんな。殿下が無事なら、お、わたしの身体なんて。しかも、わざわざ殿下に見舞われるなんてきょ、恐縮です」
どうやら、俺は銃撃されたあと、どこかの部屋で寝かされいたらしい。
そして、まさか、王子が一人で付き添ってくれていたのだ。
「フフフっ、えらい他人行儀だな」
王子は、少し悲しそうに笑う。
「昔は、よく遊んだではないか」
「はい、確かに。でも、今はもう、立派な王子殿下になられて」
「よしてくれ」
「え……王子?」
どうやら、俺は生きていたらしい。
「びっくりしたぞ。本当に、よかった。防弾チョッキを着ていなかったら死んでたな」
俺は、自分の身体を確かめる。
「いててて」
「ほらっ、動かない方がいい。いくら防弾チョッキの上からでも、かなりの衝撃だからな」
「殿下は?」
「ザックのおかげだ。本当にありがとう」
「いえ、そんな。殿下が無事なら、お、わたしの身体なんて。しかも、わざわざ殿下に見舞われるなんてきょ、恐縮です」
どうやら、俺は銃撃されたあと、どこかの部屋で寝かされいたらしい。
そして、まさか、王子が一人で付き添ってくれていたのだ。
「フフフっ、えらい他人行儀だな」
王子は、少し悲しそうに笑う。
「昔は、よく遊んだではないか」
「はい、確かに。でも、今はもう、立派な王子殿下になられて」
「よしてくれ」