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瀬音とボクとよしみくん
第40章 秘密の場所
「よしみくん……よ、よしみ……くうぅんぅん」
良実くんはびっくりしたのか、ボクから逃げようとするけど、ボクが、強く抱きしめ逃がさない。
「ちょっと……なん、なんですか?」
「良実くん、会いたかった」
「ちょっと、落ち着いてください」
「死んでいないよね、生きているよね」
「ちょっと、ちょっと、違いますから、違うんです」
良実くんは、違うという。
ボクは抱きしめるのをやめ、良実くんの顔を見る。
ううん、確かに良実くんだよ。
昔は良実くんの方が少し大きかったけど、今では背はおんなじくらい。
顔はおもかげあるというより、良実くんだよ。
ずっと、ボクの記憶の中にいた、想像どおりの良実くん。
ヘアスタイルもあの頃のまま。
声だって。
良実くんはびっくりしたのか、ボクから逃げようとするけど、ボクが、強く抱きしめ逃がさない。
「ちょっと……なん、なんですか?」
「良実くん、会いたかった」
「ちょっと、落ち着いてください」
「死んでいないよね、生きているよね」
「ちょっと、ちょっと、違いますから、違うんです」
良実くんは、違うという。
ボクは抱きしめるのをやめ、良実くんの顔を見る。
ううん、確かに良実くんだよ。
昔は良実くんの方が少し大きかったけど、今では背はおんなじくらい。
顔はおもかげあるというより、良実くんだよ。
ずっと、ボクの記憶の中にいた、想像どおりの良実くん。
ヘアスタイルもあの頃のまま。
声だって。