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瀬音とボクとよしみくん
第7章 初めての女装○
「……我慢できないよ。純ちゃん、かわいいから」


このままでは、終わりそうにない。


「いや、無理だって……」


「じゃあ、オッパイ見せくれる?」


「は……? オッパイ?」


「駄目でしょ? だからキス……」


「いいよ、別に」


キスよりも何倍も楽。
いつも見せてるし、男だし。


「えぇっ? いいの?」


それなのに、有貴くんは必要以上に驚く。
無理難題をあえてふっかけたみたいだ。


そうか、今、ボクは、女の子なんだ。


有貴くんの反応であらためて自覚する。


マリアちゃんや、ヨシミちゃん、ゆかりちゃんと一緒。


こんなボクに、今、有貴くんはこんなに興奮してるんだ。


そう思うと、なんだかドキドキしてきた。


「有貴くんもエッチなんだね」


「……ごめん」


「オッパイ見たいなんて、ボクと一緒」


「え?」


「あ、ううん。なんでもないよ。男子は本当にみんなエッチだよね。もしかして、女の子の裸を想像する?」


「う、うん」


「ふふっ、そこは否定しないんだ。エッチ」


あれ?
いつものボクでは、しゃべらないセリフが、何故か口を出る。


あぁ、そうだ、この笑い方はヨシミちゃんだ。


ボクの初恋。
理想の女の子。


ボクは、今、ヨシミちゃんと一緒なんだ。


そう思うと興奮してくる。


有貴くんはボクの言葉に戸惑ってる。
まるで夢の中のボクみたい。


ヨシミちゃんとの、あの夢の出来事。


まるで、それを再現するみたいな展開。


本当にヨシミちゃんになったような気分。


「本当に見たい?」


有貴くんもびっくりして、声が出ないみたい。
かすかにうなずく。


「じゃあ、見せるぞ」


手はすでにTシャツの裾へと動く。


裾を握る手を有貴くんはじっと見ている。


あぁ、そんなに真剣に見られると、こっちが興奮しちゃうよ。


ただ、上半身を見せるくらい簡単なのに。


Tシャツをゆっくりとたくし上げる。


ゆっくりゆっくりと。
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