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第2章 きいろい花

『フゥ～～・・・』



ゴロン・・・




自室のベットに寝転んで
マンガ読み始めたオレは・・・






『・・・』


〃夏休みも…あと半月切ったのか〃





なんて


ちょっとかったるい現実を見る





『・・・』






〃Ａ組の担任の先生

宿題のチェック厳しいらしいよ～〃







なんか知らないけど

脳裏に、あのお節介オンナの声が甦る






ムク・・・






担任の担当教科は…数学

だったっけ？





数学・・・だけは片しとくか？




ビビり心？





いや、そんなんじゃないよ(笑)




面倒くさいってわかってることなら
人間避けたいじゃない？







パラパラ・・・パラ




夏休みになって初めて


ヘタすりゃ高校になって初めて
自宅で机にむかって

宿題のテキストなんか
開いてみたんだけどね





『・・・』





さっぱりわからない






って言うか

見る気にもならない






ポイッ・・・





ソッコーやめて

リョウキの投げつけてきたエロ本片手に

再びベットに寝転ぶ






あ・・・一応言っとくけど

エロ本の件

弟は〃無実〃だからね？(笑)






え？・・・知ってるって？





ちょっとちょっと～？

そりゃないっしょ～～(笑)






なんてオレは・・・再び




『ﾊｯ・・・』




エロ本を前に今度は弟の存在を思い出す



彼女を追いかけた末

間違えなくそれは〃元カノ〃になって

帰ってくるであろう弟






その報復が・・・ちとコワイ？





ふふっ


そんなワケないっしょ？(笑)





面倒くさいだけだよ♪






てなワケで…オレは








『あ～～もしもし？何してた？・・・』




手当たり次第

仲間に電話をかけ









しばらくバックレることにした(笑)