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イケメンエリートの欠点
第1章 激しい愛の交歓

過去に思いを馳せていた玲那の眉間に、深い皺が寄った。
眠りに落ちた彼の整った顔を暫し見つめ、やがて諦めたかのように溜め息。
逞しい彼の腕を逃れ、玲那は身を起こした。
眠りに落ちるのも早ければ、眠ってしまえば朝まで起きる事はまずない。
寝起きの悪い彼をどうにかこうにか起床させるのは、玲那の毎朝の一番大事な仕事と言っても過言ではなかった。
『玲那がいなきゃ俺は毎日遅刻で、とっくに仕事クビになってかもな』
強ち冗談でもない事を言われ、呆れてしまったのはいつだったか。
眠りに落ちた彼の整った顔を暫し見つめ、やがて諦めたかのように溜め息。
逞しい彼の腕を逃れ、玲那は身を起こした。
眠りに落ちるのも早ければ、眠ってしまえば朝まで起きる事はまずない。
寝起きの悪い彼をどうにかこうにか起床させるのは、玲那の毎朝の一番大事な仕事と言っても過言ではなかった。
『玲那がいなきゃ俺は毎日遅刻で、とっくに仕事クビになってかもな』
強ち冗談でもない事を言われ、呆れてしまったのはいつだったか。

