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イケメンエリートの欠点
第3章 水の中での戯れ

「繰り返すけど、玲那を責めてるんじゃないんだ。…そうじゃなく、自分の不甲斐なさに打ちのめされたってのが一番正しい。この一年間の結婚生活で、玲那から全幅《ぜんぷく》の信頼を寄せられてるって無条件に思っていたから。誰に何を言われても揺るがない信頼を、玲那からもらいたいんだ。玲那に相応しい男になれるよう、今以上に頑張る。だから玲那ー」
ー俺の事、捨てないで?
真顔で告げられたひとことに、玲那は衝撃を受ける。
「玲那に見捨てられたら俺、明日からマジで生活出来ない」
無言でふたりで見合って、数秒後。
悲壮感漂う夫の声に、玲那はようやくぎこちない笑みを作った。
ー俺の事、捨てないで?
真顔で告げられたひとことに、玲那は衝撃を受ける。
「玲那に見捨てられたら俺、明日からマジで生活出来ない」
無言でふたりで見合って、数秒後。
悲壮感漂う夫の声に、玲那はようやくぎこちない笑みを作った。

