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イケメンエリートの欠点
第3章 水の中での戯れ
「面倒臭いし、何より賢哉お腹空いてるだろうから、化粧水つけてる暇あったら早く唐揚げ揚げなきゃって思ってたから」

「俺の事はいいから、寝室行ってちゃんとしてお手入れしてきな。さぼったらー」

軽く怖い顔で睨まれ、玲那は思わず息を呑む。

「さぼったら?」

「くすぐりの系」

「やだ!」

脇に伸びた賢哉の両手をかわし、玲那は脱衣室の扉まで瞬間移動した。

「…お手入れしてくる」

「よろしい」

渋々ではあったが従う意思を示した玲那に、賢哉は大仰に許しを与えた。
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