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第3章 水の中での戯れ

全部彼女の生まれ持ったものと、今までの努力の結果故だけど、結婚してからはそれらに磨きがかかった。

昼間は貞淑な妻そのものなのに、ベッドの上では豹変する。

その妖艶なまでの裸体で誘《いざな》い、自分に跨《またが》り、自ら腰を振って果てなく快楽を貪ってくる。

セックスはホルモンの分泌を促したり、より女が綺麗になれる要素がいくつもあるらしい。

愛する妻の手助けを毎晩してるのかと思えば、自分の情欲の強さもそう無駄ではないと、微妙な後ろめたさも消える。

彼女の身体を開き、彼女の中に自らの欲を日々注ぐ行為が、結果として彼女を美しくさせているーそれは、身震いするほどの喜びだった。