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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「まだ両方履いてないだろ」
「でも今日は買わないし」
「いいから、ほら」
手慣れた賢哉によって左足から靴が脱がせられ、新作のパンプスと交換させられる。
アクセントにリボンのついたピンク色の靴により、玲那の両足は一気に華やいだ。
「玲那、鏡の前に来てみて」
夫に手を引かれ、玲那は鏡の前に立たされる。
「どう?」
「…うん。可愛い、かな」
「痛くないか、一応歩いてみて。…平気そう?」
「…うん。多分、大丈夫」
嘘を吐くわけにもいかず、不承不承《ふしょうぶしょう》玲那が頷けば、嬉しさを隠し切れない賢哉の顔がそこにはあった。
「でも今日は買わないし」
「いいから、ほら」
手慣れた賢哉によって左足から靴が脱がせられ、新作のパンプスと交換させられる。
アクセントにリボンのついたピンク色の靴により、玲那の両足は一気に華やいだ。
「玲那、鏡の前に来てみて」
夫に手を引かれ、玲那は鏡の前に立たされる。
「どう?」
「…うん。可愛い、かな」
「痛くないか、一応歩いてみて。…平気そう?」
「…うん。多分、大丈夫」
嘘を吐くわけにもいかず、不承不承《ふしょうぶしょう》玲那が頷けば、嬉しさを隠し切れない賢哉の顔がそこにはあった。

