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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

新しいパンプスを履いた妻を眩しそうに見、賢哉が忍び笑いを漏らす。
玲那はいよいよ嫌な予感がする。
「玲那、シンデレラみたいだね」
「そういう事を恥ずかしげもなく言わないでってば!」
「玲那がシンデレラなら、俺は王子様かな。そんな柄じゃないから、なんか恥ずかしいな」
言いながら、夫は強《あなが》ち満更でもなさそうだった。
最早、手に負えないところまできてる。
目の前にしゃがむ賢哉に、玲那は面を近付けた。
「シンデレラも王子様もなしだってば!履いてみたからもういいよね?」
玲那が早々にパンプスを脱ごうとすれば、賢哉の表情が急に引き締まる。
玲那はいよいよ嫌な予感がする。
「玲那、シンデレラみたいだね」
「そういう事を恥ずかしげもなく言わないでってば!」
「玲那がシンデレラなら、俺は王子様かな。そんな柄じゃないから、なんか恥ずかしいな」
言いながら、夫は強《あなが》ち満更でもなさそうだった。
最早、手に負えないところまできてる。
目の前にしゃがむ賢哉に、玲那は面を近付けた。
「シンデレラも王子様もなしだってば!履いてみたからもういいよね?」
玲那が早々にパンプスを脱ごうとすれば、賢哉の表情が急に引き締まる。

