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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

自分の服なり靴なりも手当たり次第買い物しまくるなら、もっと強気になれる。
でも彼が買うのは、ほぼほぼ『自分の奥さんのものだけ』。
愛されているが故の行為なのだと思えば、そこまできつく注意も出来ずに、ついここまできてしまったのだが。
やがて彼の足は、とある場所でぴたりと止まった。
戦々恐々《せんせんきょうきょう》と店を確認した玲那の口が半開きのまま、動かなくなってしまう。
「この間テレビのCM見てて『新作食べてみたい』って、玲那言ってただろ」
全国展開しているアイスクリームショップの入り口で、きょとんとしている玲那の頰を軽く突《つつ》いて、賢哉は笑った。
でも彼が買うのは、ほぼほぼ『自分の奥さんのものだけ』。
愛されているが故の行為なのだと思えば、そこまできつく注意も出来ずに、ついここまできてしまったのだが。
やがて彼の足は、とある場所でぴたりと止まった。
戦々恐々《せんせんきょうきょう》と店を確認した玲那の口が半開きのまま、動かなくなってしまう。
「この間テレビのCM見てて『新作食べてみたい』って、玲那言ってただろ」
全国展開しているアイスクリームショップの入り口で、きょとんとしている玲那の頰を軽く突《つつ》いて、賢哉は笑った。

