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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

『舌の根も乾かぬうちに』とは正にこの事だった。
コートより、パンプスの時より、しっかりと手を握られて、急ぎ気味に前方へと歩かされる。
「ちょっと、賢哉…!」
今度はスカートだろうか、それともアクセサリー?
どれも全部ありえ過ぎて、ひとつに絞れないのが非常に怖い。
理解なんてまるでしてない夫に振り回される図は、いつも通りの休日だった。
自分の何倍も頭がいいはずなのに、どうしてこんな簡単な事を守れないのだろう。
なのに、自分のものは必要に応じてたまに買い足すくらい。
それも熟考に熟考を重ね、ようやくレジに持って行く。
それがまた、手に負えない一因だった。
コートより、パンプスの時より、しっかりと手を握られて、急ぎ気味に前方へと歩かされる。
「ちょっと、賢哉…!」
今度はスカートだろうか、それともアクセサリー?
どれも全部ありえ過ぎて、ひとつに絞れないのが非常に怖い。
理解なんてまるでしてない夫に振り回される図は、いつも通りの休日だった。
自分の何倍も頭がいいはずなのに、どうしてこんな簡単な事を守れないのだろう。
なのに、自分のものは必要に応じてたまに買い足すくらい。
それも熟考に熟考を重ね、ようやくレジに持って行く。
それがまた、手に負えない一因だった。

