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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「もしかして、アイスも『無駄遣い』に入っちゃう…?」
不安気に返事を待つ夫に、玲那はやがてふるふると小さく首を振る。
見る間に賢哉の顔は明るくなった。
「良かった。ほら、玲那こっち」
列の最後尾《さいこうび》に妻を促して、ふたりで並ぶ。
「さっきパンプス買っちゃったから『今日はもう何も買っちゃダメ!』って、怒られるかと思った」
胸を撫で下ろし、賢哉は妻に向き合う。
「大好きなアイスクリームを、もうちょっとで玲那に食べさせてあげられないところだった。そしたら悔やんでも悔み切れなかったな」
真剣そのものの賢哉の口調に目が点になり、それから玲那は我慢出来ずに吹き出した。
不安気に返事を待つ夫に、玲那はやがてふるふると小さく首を振る。
見る間に賢哉の顔は明るくなった。
「良かった。ほら、玲那こっち」
列の最後尾《さいこうび》に妻を促して、ふたりで並ぶ。
「さっきパンプス買っちゃったから『今日はもう何も買っちゃダメ!』って、怒られるかと思った」
胸を撫で下ろし、賢哉は妻に向き合う。
「大好きなアイスクリームを、もうちょっとで玲那に食べさせてあげられないところだった。そしたら悔やんでも悔み切れなかったな」
真剣そのものの賢哉の口調に目が点になり、それから玲那は我慢出来ずに吹き出した。

