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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々

「賢哉って、どんな小さな事でも一生懸命だよね」
玲那は皮肉を含ませていたが、当の本人は少しも揺るがない。
「当然。玲那の事には、いつでも全力で取り組むよ」
「アイスも?」
「大好物のアイスを玲那に食べさせてあげるのは、俺の大切なミッションのひとつだし!全然些細な事じゃないから」
鼻息荒く宣言する賢哉に押され、玲那はもう何も言えない。
反省を促す為にも、今日はもう一切の出金は許さないつもりでいた。
その直後の、アイスクリーム。
初志貫徹し『いらない』と突っ撥ねられたら、どんなに良かっただろう。
玲那は皮肉を含ませていたが、当の本人は少しも揺るがない。
「当然。玲那の事には、いつでも全力で取り組むよ」
「アイスも?」
「大好物のアイスを玲那に食べさせてあげるのは、俺の大切なミッションのひとつだし!全然些細な事じゃないから」
鼻息荒く宣言する賢哉に押され、玲那はもう何も言えない。
反省を促す為にも、今日はもう一切の出金は許さないつもりでいた。
その直後の、アイスクリーム。
初志貫徹し『いらない』と突っ撥ねられたら、どんなに良かっただろう。

