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イケメンエリートの欠点
第4章 幸せに揺れる日々
からかい半分のようなものだったが、完全に冗談とは言い切れないのが怖いところ。

ひとの目を盗んでとか、人気が少なくなった瞬間にとか、公共の場所でも関係なくいきなりしてくるのが彼だった。

『そっちの方が良かった』なんてうっかり言おうものなら、本気にされてしまう。

ここは今一度、きっぱり断っておく。

恥ずかしさを隠す為に、さっきにも増して大きな口でアイスを玲那は頬張る。

その拍子。

膝に置いていた左手の上に、アイスクリームが零れてしまう。

冷たい刺激に玲那が顔を顰《しか》めたところで、何を思ったのかその手を賢哉に取られた。
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