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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「緋音さんの旦那さんは緋音さんとしたくないけど、緋音さんは旦那さんとしたいから、今こうして悩んでるわけで。いっそ、緋音さんもしたくなくなればいいんじゃないかと思うんですけど…やっぱり、したいですか?」
ふざけてるわけではない美苗の真摯な問いに、緋音は呆気にとられつつも頷いた。
「そりゃ…したいわよ。美苗さんとこみたく、お互い超淡白でよほど気が向いた時以外はしなくていい夫婦ならともかく」
「あんなに面倒なのに、なんで皆セックスしたがるんですかねえ?」
「美苗さん、私よりも若いのに今から面倒とか言ってどーすんの。これから和菓子屋の跡継ぎ、産まなきゃいけないひとが」
「今時、跡継ぎとかって古過ぎですって。女だから絶対子供を産まなきゃいけないとかも。産まない選択も堂々と出来る時代ですよ、今は」
ふざけてるわけではない美苗の真摯な問いに、緋音は呆気にとられつつも頷いた。
「そりゃ…したいわよ。美苗さんとこみたく、お互い超淡白でよほど気が向いた時以外はしなくていい夫婦ならともかく」
「あんなに面倒なのに、なんで皆セックスしたがるんですかねえ?」
「美苗さん、私よりも若いのに今から面倒とか言ってどーすんの。これから和菓子屋の跡継ぎ、産まなきゃいけないひとが」
「今時、跡継ぎとかって古過ぎですって。女だから絶対子供を産まなきゃいけないとかも。産まない選択も堂々と出来る時代ですよ、今は」

