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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「莢子さん、知ってます?既婚者が配偶者以外とする事を、世間では『不倫』って言ってー」
「世間一般的に、夜の営みは夫婦にとって必要不可欠なものじゃない?務めを果たしてくれない相手が悪いんであって、緋音さんはちっとも悪くないから大丈夫」
「…美苗さん、なんとか言ってやってよ」
まるで話の通じない莢子の相手を、緋音は美苗に託す。
バトンを受け継いだ美苗は少し考え、それから何を思ったのか緋音本人に向き合った。
「セックスレスって、一方がしたくても一方にその気がない場合が厄介なんですよね。夫婦共にしたくなくて、尚且つ夫婦仲も悪くないなら、特に問題ないと思うんですけど」
「…まあ、そうね?」
不審がりながらも、緋音は先を促す。
「世間一般的に、夜の営みは夫婦にとって必要不可欠なものじゃない?務めを果たしてくれない相手が悪いんであって、緋音さんはちっとも悪くないから大丈夫」
「…美苗さん、なんとか言ってやってよ」
まるで話の通じない莢子の相手を、緋音は美苗に託す。
バトンを受け継いだ美苗は少し考え、それから何を思ったのか緋音本人に向き合った。
「セックスレスって、一方がしたくても一方にその気がない場合が厄介なんですよね。夫婦共にしたくなくて、尚且つ夫婦仲も悪くないなら、特に問題ないと思うんですけど」
「…まあ、そうね?」
不審がりながらも、緋音は先を促す。

