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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「緋音さんの言う事が本当だとして。お仕事がひと段落したら、そのうちまた旦那さんに抱いてもらえるんじゃない?今まで定期的に行為はあったわけだし?」
「本当ですってば」
疑うような事を言う莢子に、緋音は不快感を示す。
「セックスレスも、最初は些細な切っ掛けからなんですよね。仕事や子育てで忙しいとか、疲れたとか。『また今度』って伸ばしていくうちに、それが半年になり、一年になりー」
「美苗さん!そうやってさり気なく、怖い事言ってこないで下さいってば!」
相変わらずの美苗の毒舌に、緋音はほとほと参ってしまう。
ひと癖もふた癖もあるふたりに翻弄され、重い吐息を放てば、休む間もなく意味あり気な事を莢子が漏らす。
「あら?でも玲那さんとの賢哉さんも、毎晩遅くまでお仕事してるって?お休みも出勤する事が多いんじゃなかった?」
三人の会話を右から左に流していた玲那は、れんげを持つ手を止める。
あえて食事に徹していたのだが、名指しされれば無視するわけにもいかない。
「本当ですってば」
疑うような事を言う莢子に、緋音は不快感を示す。
「セックスレスも、最初は些細な切っ掛けからなんですよね。仕事や子育てで忙しいとか、疲れたとか。『また今度』って伸ばしていくうちに、それが半年になり、一年になりー」
「美苗さん!そうやってさり気なく、怖い事言ってこないで下さいってば!」
相変わらずの美苗の毒舌に、緋音はほとほと参ってしまう。
ひと癖もふた癖もあるふたりに翻弄され、重い吐息を放てば、休む間もなく意味あり気な事を莢子が漏らす。
「あら?でも玲那さんとの賢哉さんも、毎晩遅くまでお仕事してるって?お休みも出勤する事が多いんじゃなかった?」
三人の会話を右から左に流していた玲那は、れんげを持つ手を止める。
あえて食事に徹していたのだが、名指しされれば無視するわけにもいかない。

