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イケメンエリートの欠点
第5章 かけ離れた幸福

「玲那さん、レシピ教えて?」
真摯に迫られ、玲那はその迫力に圧倒される。
この間のお茶会には誘いを受けていたものの、歯医者の定期健診の為断りを入れていた。
だから『二か月してない』のは、たった今知った事実だった。
確かに牡蠣にはそういう作用があるのは知ってはいたけど、だからと言って何かを期待して今夜のメニューに組み込んだわけでもない。
そんな小細工をしなくても、仕事の忙しさもなんのその、彼は変わらず精力的なのだから。
だから実際、どの程度の効力を発揮するのかは定かではないが、藁にも縋りたい緋音の思いは無視出来なかった。
自分が少しでも役に立てるならと、玲那は頷いた。
真摯に迫られ、玲那はその迫力に圧倒される。
この間のお茶会には誘いを受けていたものの、歯医者の定期健診の為断りを入れていた。
だから『二か月してない』のは、たった今知った事実だった。
確かに牡蠣にはそういう作用があるのは知ってはいたけど、だからと言って何かを期待して今夜のメニューに組み込んだわけでもない。
そんな小細工をしなくても、仕事の忙しさもなんのその、彼は変わらず精力的なのだから。
だから実際、どの程度の効力を発揮するのかは定かではないが、藁にも縋りたい緋音の思いは無視出来なかった。
自分が少しでも役に立てるならと、玲那は頷いた。

