この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イケメンエリートの欠点
第2章 交差する妬みと思い出
忌々し気に頭を掻き毟《むし》るその横顔は、苦々しく歪んでいた。

だが、ほんの薄らと上気しているように見える頬もまた、紛れもないものだった。

賢哉は不甲斐ない自分を叱咤し、そして今一度の勇気を振り絞った。

『玲那!』

擦れ違ったひとがびっくりし、思わず振り返るくらいの声量だった。

名前を呼ばれた本人もあまりの驚きに肩を震わせ-でも、彼から目を離せない。

声を失っている玲那の両手を断りもなく奪い、賢哉は彼女と正面から向き合った。

吃驚する玲那と瞬きもせずに見詰め合い、やがて賢哉はゆっくりと口を開いた。
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ