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イケメンエリートの欠点
第6章 擦れ違う思惑
自分の胸に覆い被さるように上半身を預ける玲那を抱き締め、頭を撫でる。
艶やかな長い髪を手櫛で梳いてやりながら、賢哉は情事の後の心地良い気怠さに身を委ねる。
どれくらいそうしていたのか、お互いに息が整い、そろそろゴムの処理をしようかと思っていれば、胸に顔を預けたまま妻が呟いた。
「牡蠣って、精がつく食べ物なんだって」
「え、かきって…今夜の夕食に出た、あの牡蠣の事?」
いきなりなんの話題だと賢哉が面食らえば、玲那がずいと近付いてきた。