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イケメンエリートの欠点
第7章 波乱の予感
「頑張っても認めてもらえなかったり、どんなに努力しても結局全部賢哉に持ってかれちゃうのは、仕方ないんだよねえ」

改めて呟く玲那に、賢哉の歩くスピードが落ちる。

明らかに元気のなくなった夫を半ば強引に、駅を目指して玲那は引っ張ってゆく。

「ほら。口実じゃなくてほんとに遅刻しちゃうよ」

時間に余裕がないのは事実だったが、かと言って絶望的でもなかった。

『遅刻しそう』は夫の機転だったが、だけどこれでは本当にそうなり兼ねない。

「でも、いいの。賢哉はいつも私を褒めてくれるから。賢哉だけは、いつも私を認めてくれてるから…ね?」

腕にしがみ付き、玲那が同意を求めれば、賢哉の顔に見る間に生気が戻った。
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