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イケメンエリートの欠点
第7章 波乱の予感

「ごめんね、玲那」
望加子から解放されて間もなく、賢哉は申し訳なさそうに妻を窺う。
「自分の欠点上げたはずなのに、どういうわけか玲那にとばっちりがいっちゃってさ」
「いつもの事だし、慣れてる」
さらりと流し、玲那は夫の腕を取る。
「嫌味じゃないよ。だって賢哉、望加子さんの気を私から逸らそうとしてくれてたし、長話もぶった切ってくれたでしょ。感謝してる」
腕を絡めてきた妻に目尻が下がったのも束の間。
いささか乱暴な言葉遣いをする玲那を窘めるように、賢哉は軽く睨む。
だが肝心の玲那は、知らぬ存ぜぬで先を続ける。
望加子から解放されて間もなく、賢哉は申し訳なさそうに妻を窺う。
「自分の欠点上げたはずなのに、どういうわけか玲那にとばっちりがいっちゃってさ」
「いつもの事だし、慣れてる」
さらりと流し、玲那は夫の腕を取る。
「嫌味じゃないよ。だって賢哉、望加子さんの気を私から逸らそうとしてくれてたし、長話もぶった切ってくれたでしょ。感謝してる」
腕を絡めてきた妻に目尻が下がったのも束の間。
いささか乱暴な言葉遣いをする玲那を窘めるように、賢哉は軽く睨む。
だが肝心の玲那は、知らぬ存ぜぬで先を続ける。

