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イケメンエリートの欠点
第8章 天秤にかける選択
「元カレのカフェに行ったのは本当に偶然だったからいいとしてよ」
「分かってる。…求人募集の紙なんか貼ってなかったのに、嘘吐いちゃった」
「口から出まかせとは言え、それは流石にバレたらちょっとヤバいかも」
「…うん」
「どうする?今日旦那さんがカフェに確かめに行ってたら。『求人の紙なんか貼ってなかったけど?』…って、夜に問い質されるかも」
「やだー!怖い事言わないでよー!」
美祈の脅しに、玲那は頭を振って耳を塞いだ。