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イケメンエリートの欠点
第8章 天秤にかける選択
「賢哉が毎日元気で仕事に行ってくれてるうちはいいけど、将来の事なんて誰にも分からないでしょ。もしも子供が『医学部に行きたい!』とか言い出しでもしたら、それこそ莫大なお金がかかっちゃったりするもん。賢哉が借りた大学の奨学金まだ払い続けてるんだけど、自分の子供には出来る限りの事はしてあげたいって賢哉がー」

『医学部云々』は玲那としてはほんの軽い気持ちで引き合いに出したのだが、美祈はそれを鵜呑みにしたようだった。

「医学部!そっか、優秀な旦那さんの遺伝子引いてたら、あり得ない進学先じゃないよね。うちなんか夫婦揃ってそこそこの大学だけど、そういうお金の心配はない分楽で良かったかも」

うんうんと頷きながら、美祈は納得している。

羨みから安堵へと移行した姿は、それ以上の嫉妬はどうにか回避された事を意味していた。
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