この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イケメンエリートの欠点
第9章 (未定)

「花屋さんが併設されてるカフェなんだね」
今しがたまでの身体と心の熱が、一瞬ですっと引いていくのが分かった。
夫の話はどこか遠くで聞いているような感覚に陥り、玲那は湧き起こる不安に蝕まれてゆく。
「玲那教えてくれてなかったから、最初は花屋さんだと勘違いして危うく素通りしそうになっちゃたよ」
自分の失敗を面白おかしく披露されるが、玲那は最早平常心で耳を傾けてはいられない。
「お店の中、カラフルなお花でいっぱいだね。あれは確かに女子受けする内装だよなあ」
「まさや、あのね…!」
思い切って後ろを振り返ろうとすれば、鏡台の上に置かれていた左脚を突如下ろされる。
今しがたまでの身体と心の熱が、一瞬ですっと引いていくのが分かった。
夫の話はどこか遠くで聞いているような感覚に陥り、玲那は湧き起こる不安に蝕まれてゆく。
「玲那教えてくれてなかったから、最初は花屋さんだと勘違いして危うく素通りしそうになっちゃたよ」
自分の失敗を面白おかしく披露されるが、玲那は最早平常心で耳を傾けてはいられない。
「お店の中、カラフルなお花でいっぱいだね。あれは確かに女子受けする内装だよなあ」
「まさや、あのね…!」
思い切って後ろを振り返ろうとすれば、鏡台の上に置かれていた左脚を突如下ろされる。

