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甘い吐息に誘われて
第3章 ノープランなデート
あー、あの道、帰りに近道だし

通らないと家に帰れないー。

ガードレールに柳太がもたれ掛かっていた。

わざとした向いて歩いてもすぐ見つかる。

「お前って本当、趣味悪いな、盗み聞き?」


気づかれたか。

「かっ…買い出しなの。

偶然いた貴方たちが悪いのよ。

それにしても……」

「…なんだよ。」

柳太の頬は少し赤い。

スッと結菜は頬にふれる。

「腫れそうだよ…痛そう。…」
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