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甘い吐息に誘われて
第3章 ノープランなデート
結菜は家に着くなり冷蔵庫に

買ったものを入れ、すぐ外へ出た。

「何で部屋にいれてくれないの?」

「部屋に入って何かするつもり?

友達でもないでしょー。」

「ひでぇーな。」

保冷剤をハンカチで覆い、頬につけ、

柳太は結菜を覗き込む。

「母さんに説明すんの面倒だし、それに…」

「変なこと考えてんの?」


「…違っ…」

「どうしてくれんの?」

「何が?」

「俺の息子が、再起不能。」

「しっ…し…知らないよ!そんなこと」
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