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甘い吐息に誘われて
第5章 柳太以外じゃ物足りない。
いつもより 少し短いスカートはいて

街中を歩く いわゆるナンパスポットに

1人で来てしまった。

あ!今、ベンチで女の子が声かけられてる!

2対2かーいいなー…

ふと自分が人影に包まれる。

?…

「キョロキョロして君可愛いねー、

ちょっとお話しない?」

わわわ…!こ、声かけられた!

カフェで話して歩きながらたどり着いたのは

ラブホテル。

今さら逃げないでね と釘を打たれベッドの上に

腰かける。

わかってる、大丈夫、

アイツじゃなくても私はドキドキできる。

でもこれは…あの時の感覚とは違う、違和感が走る。

今は忘れようとしても

柳太の顔が何回も浮かんでくるし

この場所から逃げたい。


僕が気持ちよくしてあげる

ん…

そう言われ太ももに触れられた指に鳥肌がたった。

やっぱり…

やっぱり私は 悔しいけど

柳太が好きなんだ。


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