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乳房星(再リフォーム版)
第66章 みずいろの雨
時は6月12日の正午過ぎのことであった。

(ドザー!!ピカッ!!ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!ドスーン!!ドザー!!)

この日は、朝から雨…昼前から昼過ぎにかけて雷を伴った非常に激しい雨が断続的に降る予報であった。

たつろうさんの実家のテレビが置かれている居間のすぐ向かいにある広い土間でみつろうがセンタクをしていた。

(土間の右側が浴室と洗面所、左側にくみ取り式のトイレがある)

(ジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブジャブ…)

みつろうは、大きめのタライに水とシャボン(センタクせっけん)を入れて、センタク板でセンタク物をこすっている。

センタク係のさよこがいなくなったので、汗くさい作業着を自分で洗わなければならなくなったことにみつろうはブツクサ文句言い続けていた。

そんなみつろうのもとに、和子がやって来た。

「おにい。」
「なんぞぉ~」
「そないにしんどいのであれば、洗濯機を買い直したらええやん。」
「できたらそのようにしたいけど、オヤジのお人よしのせいで洗濯機が買えねえのだよ!!そななことよりも、和子はなにしに来たんぞ!?」

和子は、みつろうにたけろう由芽夫婦がマダガスカルへ移住すると言うた理由を説明した。

「おにい…たけろうと由芽夫婦がマダガスカルへ移住したい理由が分かったわよ。」
「言わんでも分かるわ…作物を作りたいからだろ…マダガスカルの主食は米食だから米作りたいならここでもでけるのだよ。」
「そうじゃないのよ!!」
「そうなんだよ!!移住したい理由が作物を作りたい…それは米に決まってるだろ…米作りたいならうちの田を使えばええだけや!!」
「たけろうと由芽は作物を作りたいとは言うだけど、米とはいわなんだ!!」
「米じゃなかったらなんやねん!?」

和子は、ひと間隔空けてからみつろうに言うた。

「バニラ…バニラよ。」
「バニラ…それって、料理に使うあれか?」
「そうよ…バニラエッセンスの原料よ。」

たけろう由芽夫婦は、バニラの栽培にチャレンジしたいのでマダガスカルへ移住するというてた。

バニラは、ラン科の植物でマダガスカルはバニラの生産が盛んな国である。

製品になるまでの間、ていねいに栽培しなければならない。
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